ロータリーの友 2017年7月号
29/92

平成29年 7月号ロータリーの友ガバナーの横顔GOVERNORS長野RC 白川弘文指南書を作った人 「ミスターロータリー」、 下口幸雄君を紹介するに最もふさわしい言葉です 。品格、識見、 知性あふれるガバナーの就任です。加賀RCは創立43年を迎え、人間に例えれば成長期から充実成熟期のエイジングに入りました。わがクラブから22年ぶり3人目(クラブ出身者を含めると4 人目) のガバナー輩出です。ロータリー仲間誰もが認めるナイスガイ。このたびロータリーを熟知し愛し、その理想像を求め意欲満々たる下口君を、伝統に育まれたわがクラブから5度目のリーダーとして送り出せたことは、誠に時宜を得たものと思っています。願わくば衆望に応えるべくロータリーの存在感を高める、着実な実践行動の展開を期待するものです。 彼とは長い付き合いになりますが、不機嫌な表情や怒る姿をいまだかつて見たことがないほど、温厚篤実な紳士です。物腰はスマートで卓話などのスピーチは格調も高く、われわれロータリアン羨せんぼう望の的でもあります。ロータリー活動、奉仕に関しても第26代クラブ会長をはじめ多くの要職を歴任、ロータリー財団や米山関係でも、いつも寄付と社会奉仕の両輪の実践者です。 これから一年、超多忙なスケジュールが待っています。クラブ一体となって悔いの残らない支援を行いつつ、 ロータリーの発展にベストを尽くす活躍を祈念しています。加賀RC 新井重男ミスターロータリー誕生(長野RC)関せき 邦くに則のりガバナー(加賀RC)下しも口ぐち幸ゆき雄おガバナー長野石川・富山職業分類-建築設計 1950年10月26日生。(有)関建築とまち研究室代表取締役。90年長野RC入会。地区副幹事。MPHF。べネファクター。米山功労者(3)。①あまりないかもしれません②納豆③クマのプーさん。見守るタイプ職業分類-管工事 1943年7月13日生。富士工業(株)取締役会長。82年加賀RC入会。ガバナー補佐。地区副幹事。地区拡大増強委員長。MPHF。米山功労者(12)。①妻の手料理を食べながら、日本酒を一杯呑(の)む時②雪深い道路で車の運転をする時③ヒツジ。自らの毛で人の役に立つから 私がクラブ幹事の指名を受けた時、直前幹事から200ページにも及ぶ一冊のマニュアル本『幹事の仕事』を渡された。何も分からなかった私にとって、その分厚い冊子は幹事の「指南書」としたくなるような素晴らしい内容のものだった。論理的であり、経験と実績を一つ一つ積み重ねてまとめ上げられたものだった。その冊子の著者が、ガバナーの関邦則さんだったのだ。 一体どんな人物なのか、俄がぜん然興味が湧いてきた。氏は、早稲田大学理工学部建築学科を首席で卒業し、同大学院理工学研究科修士課程修了後、(有)村野・森建築事務所に勤務、文化勲章受章者の故・村野藤吾氏に師事。長野県が世界に誇る善光寺の顧問建築士であり、国土交通大臣表彰、長野県建築士会会長、日本建築家協会会員など錚そうそう々たる肩書を持つ、非常に真面目な学者タイプの人。また趣味も多く、特に「おいしいお酒と美うま味い物」が大好きであるという一面を知った。美味い物を食すためには、どこにでも出かけていくと聞いた時、「ガバナー旅行記?」とオヤジ臭い駄じゃれが頭をかすめた。緻密で努力家、いわゆる学者タイプと一言では語れない。剛と柔、双方をバランスよく併せ持った人なのだ。そのようなガバナーと一年間だけではあるが、共に仕事ができることを、私はとても楽しみに、また誇りに思う今日このごろである。29

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る