ロータリーの友 2017年7月号
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THE ROTARY-NO-TOMO2017 VOL.65 NO.7ガバナーの横顔GOVERNORS 「瀧川好庸さんからは、パリの薫りがするね」 誰が言い出したか、それもそのはず、ムッシュ瀧川はフランス文学者、ナポレオン研究者としても著名です。上智大学フランス語学科を卒業後、2年間のパリ留学を経て、同大学大学院で修士号を取得し、その後、文学部教授へ。しかし、実家が経営する学園を継ぐため退職。現在は瀧川学園理事長と滝川第二高等学校・中学校の校長を兼務しています。 趣味は家事全般。1か月くらいなら毎日違うメニューを作れるとにこやかに語る姿は、まさにフレンチの達人? いやいや、和洋中となんでもござれ、だそうです。 無論、ロータリーの活動もフルコース。神戸西RCで会長を務めた2005-06年度は創立50周年にあたり、数々の事業を成功へ。ガバナーノミニー時代にはガバナー補佐を兼務していましたからね。クラブから4人目のガバナーとして、地区の発展のために働き続けていただきましょう。 ちなみに私は瀧川さんより10歳年下で、入会、会長就任も10年後。この差は、教養、品格、見識、高潔性、人間的な魅力と、もちろんエスプリ! 全てにおいて縮まることなく、私は遥はるか彼かなた方を見続けるばかり。そんな、瀧川さんの大胆な一面といえば、一知半解の私に紹介文を頼む無謀さ。お洒しゃれ落で優雅で小粋なパリジャン気質と、神戸っ子の好奇心、遊び心、向上心を持つ人。瀧川さん、出番ですよ~。神戸西RC 矢坂誠徳高知東RC 久松啓一 戦国時代から江戸時代初期にかけての武将・真田昌幸が築城した長野県上田市の出身で、東京医科大学大学院卒業の後、北海道釧路、東京、長野で勤務し、1985年に高知市で柳澤外科を開業し現在に至っている。 高知東RCには1985年3月に入会し、2007-08年度に会長、11-12年度に高知第1分区ガバナー補佐を歴任した。今回のガバナー誕生はクラブとしては24年ぶり、2人目である。他人の言うことを受容しつつ、自分の意見は述べるという硬軟併せ持つ人柄である。大きい声ではっきりと伝えることが苦手ということを自分でも十分に承知しており、その矯正を心がけているそうだ。 高知県は日本最後の清流といわれる四万十川をはじめ、四国山地に源を発する清流が多く流れ、「よさこい祭り」に代表される個性豊かな地域の文化が発展しており、観光名所として知られる土地柄。雨が降るときは一気に降るという気候で、「いごっそう」「はちきん」と呼ばれる自由で豪快な気風を持ち合わせている県民性である。一方、信州人はおおむね閉鎖的な人が多いと聞くが、ガバナーは「あっけらかん」とした土佐人の気質も持ち合わせている。 趣味は読書と聞いているが、ガバナーを務めるには健康第一。運動も少しは取り入れないと……と心配ではあるが、地区の発展にぜひ尽力していただきたいものである。職業分類-外科医 1947年3月28日生。柳澤外科院長。85年高知東RC入会。ガバナー補佐。MPHF。米山功労者(3)。①自宅で晩酌する時②コンニャク。大声③ニホンカモシカ。絶滅危惧種、大事にしてください(神戸西RC)瀧たき川かわ好よし庸のぶガバナー(高知東RC)柳やなぎさわ澤光みつ秋あきガバナーParisのエスプリ薫るほほえましさ兵庫職業分類-中等教育 1942年9月11日生。(学)瀧川学園理事長。91年神戸西RC入会。地区インターアクト小委員、青少年交換カウンセラー。MPHF。米山功労者(1)。①入浴剤を入れ、朝夕に入浴する時と、ベッドに入った瞬間②数字と高所(恐怖症)。食べ物の好き嫌いはなし③リス。指摘したのは妻愛媛・香川高知・徳島34

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