ロータリーの友 2017年7月号
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平成29年 7月号ロータリーの友ガバナーの横顔GOVERNORS倉敷南RC 佐々木忠信洞察力と表現力に富んだ人宗像RC 寺田 修不真面目から目覚めた人(倉敷南RC)池いけ上がみ 正ただしガバナー(宗像RC)安やす増ます惇あつ夫おガバナー岡山・島根鳥取福岡・長崎佐賀職業分類-技術研究 1940年6月1日生。(公社)山陽技術振興会会長。99年倉敷南RC入会、01年退会、05年再入会。ガバナー補佐。メジャードナー。PHS。米山功労者(1)。①ゲームを買ってあげた孫たちが、ニッコリしてくれた時②スギ花粉③昔は悍馬(かんば)、今は『西遊記』の馬・玉龍。私は辰年。妻は午年職業分類-歯科医師 1946年9月6日生。(医)安増歯科医院理事長。86年宗像RC創立会員。地区米山委員長。PHF。PHS。米山功労者(13)。①裏山に登って、生まれ故郷の田園風景をぼんやり眺める時②オクラ。生まれてから、一度も食べたことがない③ありません。例えたくないです わがクラブから3人目のガバナーとなった池上正氏は、東京大学大学院博士課程修了後、1969年に旭化成(株)に入社。99年7月に取締役(水島製造所長)に就任して、同年、倉敷南RCに入会しました。しかし、2001年7月に常務取締役(研究開発本部長)となり、本社に栄転と同時にクラブを退会しました。 その後、岡山県商工会議所会頭から日本商工会議所会頭を通じて、(公社)山陽技術振興会への出向要請を受け、同会副会長に就任したのを機に、2005年7月にクラブに再入会。第53代会長、第7グループのガバナー補佐などを歴任しました。 池上氏は職業奉仕として、科学技術の振興と人材の育成を通じ、地域産業の発展のために精力的に活動しています。自分の可能性を信じ、目的を持ち、その達成のためには日々努力を怠らない人。プロ意識が高く、正義感が強く、口先よりもまず「実行」「努力に勝る天才なし」「明日はなく、今しかない」を信条に、切れの良い明快な決断を下せる人です。その背景には鋭い観察眼と洞察力があり、文章や話し方からは崇高な表現力を持っていることが分かります。 ガバナーとしての一年間では、これまで蓄積された豊富な知識と経験を存分に発揮し、わが地区のために尽力してくれると確信しています。35 青年会議所時代から約40年続く付き合いですから、彼の性格はよく知っているつもりです。 2014年に放送されたNHKの連続テレビ小説「花子とアン」では、村岡花子をモデルとした主人公の友人が、九州の炭鉱王の元に嫁ぐ場面が描かれましたが、安増ガバナーはその炭鉱で栄えた筑豊地域に生まれ育ったせいか、気が短く、方言丸出しで言葉が荒く、組織にはなじまないし、ネオンをこよなく愛するという、困った人物でした。それでも今から30年ほど前、1986年に宗像RCを創立しようという時には、会員候補に格好の人物としてリストアップされ、創立当初からの不真面目な会員となりました。 彼がロータリーに目覚めたのは、入会から約10年が過ぎ、例会も単調なものに感じられるようになり、そろそろ辞め時かと考えていた矢先のこと。“美人だから”を理由に米山奨学生のカウンセラーを引き受けたのがきっかけでした。預かった学生が一生懸命に勉強し、“化けて”いくのを目の当たりにして、人を育てる大切さ、米山記念奨学事業の素晴らしさを認識した時からです(本誌2015年3月号横組みP42~43を参照)。 その後、地区の米山委員に自薦で志願し、以来17年にわたり米山一筋だった彼が、このたびガバナー指名委員会の的となり、め・で・た・く・務めることになった次第です。

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