ロータリーの友 2017年7月号
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平成29年 7月号ロータリーの友 浅学非才の小生が、国際ロータリー(RI)理事になるとは思ってもおりませんでしたが、7月からの理事就任に当たっては、事ここに至っては誠心誠意、その職責を務め上げようと覚悟を決めました。ロータリーは変革の時 今、ロータリーは「変革」の時を迎えております。2016年の規定審議会では、クラブの柔軟性や独自性を認める立法案が注目され、多くの新しい案件が決議されました。好むと好まざるとにかかわらず、日本のロータリーが世界のロータリーの一員であることを自覚しなければならない時ではないかと思います。 イアンH . S . ライズリーRI会長は「ロータリー:変化をもたらす」というテーマを掲げました。誠に時宜を得たテーマだと考えます。ロータリーの創始者ポール・ハリスが「世界はたえず変化している。そしてわれわれは世界とともに変化することを用意しなければならない。ロータリーの物語は何度も何度も書き換えられなければならない」と言っておられることは皆さまご承知のことと思います。110年以上続くロータリーは、時代に適応してきたからこそ存続できたのです。今、ロータリーは大きな転換期を迎えております。われわれ個人の事業などを見ても同様で、歴史の延長線だけでは将来はないと思います。自分にとっても、皆さまにとっても「変化をもたらす」一年になることを期待いたします。100周年を迎えようとする日本のロータリー さらに、100周年を迎えようとしている日本のロータリーには、米山記念奨学事業をはじめとして世界に誇れる素晴らしい事業や歴史が多くあります。ここには「日本の心」があります。この心を大切にして「不易流行」の精神で、斎藤直美RI理事のご指導の下、世界の17人の理事とともにロータリーの発展のために努力してまいる所存です。 ゾーン再編は日本のロータリーにとって大きな課題であることは事実ですが、会員減少が避けられない現状を見れば冷静な対応が求められます。 また、ロータリーの認知度の向上も、将来の展望に立てば重要な視点です。クラブの奉仕活動が地域と密着したものであれば、一緒に奉仕活動をしようという若者も増えてくるものと確信します。これが会員増強につながります。入会したいクラブになることが会員増強の要であります。 私は、ロータリーが好きです。世のため人のために、個人でできることには限界がありますが、多くの他業種の仲間と一緒であれば、思っている以上のことができます。ぜひ、会員の皆さまには仲間を増やす努力をお願いいたします。 継続性も大切 一方、変革とともに継続性も大切です。継続性とは信頼性です。クラブにおいてロータリー年度は1年ですから、直前会長、会長、会長エレクトの間での信頼性の構築が大切です。私も元RI理事、斎藤直美RI理事、三木明RI理事エレクトとの信頼性を基に日本のロータリーの発展のために微力ではありますが努力してまいりますので、何卒ご指導、ご鞭べんたつ撻のほどよろしくお願い申し上げます。           第2800地区(山形県)2005-06年度ガバナーRI理事メッセージロータリー:変化をもたらす―理事就任にあたって―2017-19年度国際ロータリー理事 石黒 慶一 (鶴岡西RC)41

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