ロータリーの友 2017年7月号
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平成29年 7月号ロータリーの友好きな陸上競技と向き合って元奨学生インターアクター岩手県下閉伊郡山田町出身。被災高校生支援事業(第2760地区、第2520地区合同事業) 元奨学生(2013~15年)。現在、岩手大学人文社会科学部人間文化課程2年生。盛岡市在住。福島成蹊高校普通科3年生。福島成蹊高校IAC・JRC(青少年赤十字)部部長。2年のときにはJRCの県の代表に選抜、フィリピンに派遣され、現地の高校生と交流。福島市在住。私の夢 私の将来の夢は児童福祉司です。中学3年生の時、関心があった児童虐待問題について調べていたときに、子どもたちに寄り添って支えられる仕事として、児童福祉司を知り●皆さんの周りの若い人をご紹介ください! ロータリーのプログラムに参加したことのある10~30代までの若者(現役、学友どちらも可)を『友』編集部にご推薦ください。記入用紙は『友』ウェブサイトwww.rotary-no-tomo.jpからダウンロードできます。ました。児童福祉司とは、児童相談所に配属される専門職員で、児童および妊産婦の保護・保健などの福祉に関する事項について相談に応じ、必要な指導を行う仕事です。子どもたちだけでなく、その親の力にもなることができ、人のためになる素晴らしい職業だと思います。 私は今、事情があって親と生活できない施設の子どもたちや、保育園の子どもたちと、部活で定期的に交流しています。子どもたちはみんな明るく素直でとてもかわいいので、私は絶対夢をかなえたいと思い、大学進学を考えています。 部活とは別にボクシングも習っているため、受験勉強との両立はとても大変ですが、家庭内に問題を抱えて悩んでいる子どもやその親たちのために、がんばりたいと思います。縁あってロータリーに触れた若者たち。彼らはいま、何を思い、どんなことに挑戦しているのでしょうか。田代 優仁田畝佳也乃 私は現在、岩手大学の2年生として、日々の生活に励んでいる。また、部活動として陸上競技に取り組んでおり、自身の競技力向上と自己ベスト更新を目標に、日々のハードな練習に打ち込んでいる。 私にとって陸上競技は、大好きなスポーツであり、私を育ててくれた存在と言っても過言ではない。本格的に競技を始めた中学1年生の時は、ただ走ることが好きで、勝負や記録へのこだわりは一切なかった。しかし、当時の顧問の先生にハードル競技への転向を勧められて、取り組んだところ、競技の奥深さに魅了され、意欲も向上した。そして、競技レベルも次第に高くなり、高校2年生の時に、悲願の全国大会優勝も果たした。現在も、さらなる高みを目指して努力を続けている。 また、競技を通してお世話になった先生方には、あいさつや礼儀、人との接し方といった生活面についても事細かに指導を受けた。私の人格すべてはまさに、陸上競技で培われており、感謝の気持ちでいっぱいだ。将来は、県庁や市町村役場の職員として、地方の振興と発展に貢献しつつ、陸上競技にも取り組み続け、「一生涯走る公務員選手」として、いつまでも活躍し続けたい。45

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