ロータリーの友 2017年7月号
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ロータリーの友平成29年 7月号ロータリーアットワーク5934熱弁を振るう中村氏(左)と田中氏ト』の内容は」といった質問に、両クラブの会員から的確な解答が述べられていました。ロータリーを深く理解するには、「例会や研修会にできるだけ出席し、ロータリーに慣れることが大切」という田中氏の言葉に、参加者は納得した様子でした。(宮崎南RC 戸高勝利・記)講師として田中作次元国際ロータリー(RI)会長、第二七七〇地区の中村靖治パストガバナーが紹介され、二人によるセッションが始まりました。 まず、田中氏からRI会長時代のロータリーへの熱意や苦労に関する話がありました。その後、ロータリーの基本理念についての話となり、「奉仕とは思いやりの心が大切である」「平和を構築するためには家庭が第一である」といった内容で、テンポの良いセッションが続きました。 後半は、中村氏からロータリーに関する基本的な問題が出され、それに参加者が答えるという内容で、ハラハラドキドキの空気が会場に流れました。「ロータリーの五大奉仕とは」「SAA(会場監督)の役割は」「『四つのテスAnnotationグローバル補助金(Global Grants) ロータリーの六つの重点分野(平和と紛争予防/紛争解決、疾病予防と治療、水と衛生、母子の健康、基本的教育と識字率向上、経済と地域社会の発展)に該当し、持続可能かつ測定可能な成果をもたらす大規模で国際的な活動を支援するためのものです。実施国(地域)と海外のクラブまたは地区が協力して提唱します。ローテックス(ROTEX) ロータリー青少年交換プログラムにより、海外で勉強した経験のある人たちのグループの呼び名です。非公式ながら、ロータリー世界の多くの地区で使われています。ロータリー青少年交換(Rotary Youth Exchange) 国際理解と平和を推進するため、一五~一九歳の青少年が母国以外の国を訪問したり留学したりする機会を提供するものです。長期交換(学生は一学年度)と短期交換(学生に数週間程度)の二種類があります。 四月二六日に東京都内で、姉妹クラブである蓮田RCと宮崎南RCの合同例会と研修会、懇親会を開催しました。 点鐘に始まり、クラブ会長のあいさつ、幹事報告と進み、いよいよ研修会が始まりました。緊張の中、スペシャル熱気にあふれた移動例会・合同研修会蓮田ロータリークラブ第二七七〇地区・埼玉県宮崎南ロータリークラブ第二七三〇地区・宮崎県水球経験なしで日本体育大学水球部監督に就任し、連勝記録(三七六連勝)を達成、集団行動による学生への指導、ソチパラリンピック開会式における集団行動の演出を短期間で行った話など盛りだくさんで、大変楽しい講演となりました。 講演中、日本体育大学教授になった後、学生のちょっとした一言から東邦大学で医学博士号を取得することになる話から、人間はいくつになっても挑戦して元気でいなければ、と勇気づけられた思いがしました。 講演後は清原氏も出席して例会と食事会を開き、楽しい夜を過ごしました。(布川悟史・記)「集団行動」について語る清原氏会の二部制として、地域の皆さんを含め約一〇〇人が参加しました。 まずはパフォーマンス「集団行動」の指導で有名な日本体育大学名誉教授・清原伸彦氏が、「集団の大切さ」を演題に講演。「集団行動」を映像で紹介した後、清原氏の生い立ちとして、幼い頃に母親を亡くし、国学者であった父親に育てられたこと。父親は決して怒らず、話をよく聞いてから諭す教育方法を取り、それが清原氏の人生に多大な影響を与えたこと。また、弁護士を目指していた高校時代、先生から薦められ、運動経験もないのに日本体育大学に進学した話など、意外な内容と素晴らしい話術に、参加者はどんどん引き込まれてしまいました。 その後は教育者としての話となり、

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