ロータリーの友 2017年7月号
61/92

ロータリーの友平成29年 7月号ロータリーアットワーク6132換の模様が掲載され、西川議員が対外交渉について「交渉は五分五分だったら、物分かりの悪い方が勝つ。頑張り抜けば必ず勝てる」と述べたことが報じられていました。神峯山寺の廊下で座禅をする参加者 四月二日、青少年交換事業で来阪した高校生と、八月から海外に留学する高校生に、日本の文化を肌で感じてもらおうと、高槻市にある神かぶさんじ峯山寺で座禅と護摩法要、お茶席体験会を開きました。 この日は当地区から松本進也ガバナー(当時、以下同)や片山勉ガバナーエレクトなども激励に駆けつけてくれました。この事業は一九九〇年に第一回を始めて以来、今回で二八回目の開催となります。 昨年八月に来阪した高校生たちも今では流ちょう(?)に日本語が話せるようになり、日常生活を通じて日本の文化を見てきましたが、座禅や護摩法要、お茶席は今回が初めてという生徒も多く、神峯山寺の住職で、当クラブ会長の近藤眞道氏の説明を熱心に聞いていました。青少年交換学生が座禅・お茶席を体験高槻西ロータリークラブ第二六六〇地区・大阪府 座禅を体験したアメリカから来た女子生徒は、テレビのインタビューに「今日はメッチャ楽しかった。日本が大好きです。アメリカに帰っても日本の歴史と考古学をもっともっと勉強したい」と話していました。また、お茶席で金光大阪高校茶道部の生徒がたてた抹茶をいただいた女子生徒は、「コーヒーや紅茶にない香りと、渋い味のとりこになりました。帰国するまでに日本のお母さんにお願いして道具を買いに連れていってもらい、帰国後に友達や家族に飲ませてあげたい」と目を輝かせていました。 また、派遣される生徒も「ご住職の話を聞いて、留学してからもこの経験を生かして、自分の可能性を広げていきたい」と話していました。(森本榮三・記)青少年交換学生から国会議員に活発な質問換を行いました。TPP(環太平洋連携協定)特別委員長を務めた西川議員から学生一人一人に声かけがあり、学生からは活発な質問が出ました。 国会議事堂では本会議場をはじめ、大臣室や議長応接室、自民党総裁室、衆議院議員の執務室など隅々まで見学でき、議員食堂での昼食を含め充実した見学会となりました。青少年交換学生にとって、日本の国会議事堂に入り、議員と交流することは極めて貴重であり、良い経験となりました。 意見交換では「どの国に行ったことがあるか」、「トランプ大統領についてどう思うか」というざっくばらんな質問から、「国際交渉において大切にしていることは何か」といった対外交渉の核心に迫るような質問も出ました。 翌日のある地方紙には、この意見交 当クラブは、ネパールにおける貧困女性の自立のための就業支援事業を実施。その支援先であるネパール・パタン市の「サンシャイントレーニングセンター」を視察するため、四月七~一二日、現地を訪問してきました。 ネパールでは社会的諸要因により、女性の社会的・経済的な自立があまり進まず、二〇〇三年に設立された同センターでは、女性の就業に役立つミシンを使った縫製などの技能習得訓練が実施されています。今回、クラブからの支援として、二〇人の女性に半年分の縫製訓練資金を提供しました。 一〇日、大和豊子会長(当時)をはじめとする総勢一一人でセンターを訪問し、大変な歓迎を受けました。訓練の様子を見学し、受講生との懇談会も行いました。受講生たちは、同センターの卒業生でもある講師の指導のもと、非常に熱心に訓練を受けていました。 懇談会では同センターのゼネラルマネージャーであるロジナ・シュレスタ・ジョン氏から謝辞があり、受講生の簡単な自己紹介とあいさつを聞きました。感謝の言葉や将来の夢などを語っネパールで女性の就業支援岡山南ロータリークラブ第二六九〇地区・岡山県

元のページ  ../index.html#61

このブックを見る