ロータリーの友 2017年7月号
64/92

THE ROTARY-NO-TOMO2017 VOL.65 NO.7ロータリーアットワーク触診モデルなども用意して乳がんのセミナー2964会員が講師を務め、中学生に向けて社会人講話を行いました。一年生七三人を対象に、講師を務める会員が、働くことの苦労や喜び、社会人として日々心がけている礼儀や作法などを話しました。 総勢三七人の会員のうち、今回は大学学長、信用金庫支店長、飲食店の経営者、文具店社長、振興公社役員、呉服店経営者、水産加工会社社長といった計八人の会員が各教室六~一〇人の生徒に講話を行いました。自分の経験を基に、「約束の時間を守ることは最低限のマナー。相手の信用をなくすことになるので、必ず守ること」など心構えや、世の中の仕組みについて語りました。 後日、生徒から「諦めない人が夢をかなえる。人に負けても自分に負けない。社会とはネットワークでつながっている。支え合うつながりを大切にするといった多くのことを学べてうれしかった。今はまだ何をするか決めていないが、社会の役に立つ人になれるよう、がんばりたい」といった内容で、生徒と同じ数の感想文とお礼状が届きました。今回で計二一人が講師を経験しましたが、この事業は会員にとって、仕事を通じて社会貢献しているというロータリーの奉仕の意義を見いだせる、よい機会となっています。(坂野泰雄・記) クラブは二〇一六―一七年度「新しい第二の人生~あなたの老後を彩りある人生にするには~」をテーマに、昨年一〇月一二日と今年三月一五日の二回にわたり公開セミナーを開きました。 第一回は「これからが本当の人生~上手に老いるためには~」と「暮らしと尊厳を守るお金の使い方」、第二回は「老後を支える介護サービスの活用法」と「エンディングノートの書き方」の各二部構成とし、講師は会員が務めました。 当クラブの所在地域である横浜市青葉区は、日本でも比較的平均寿命の長い地域であり、老いの迎え方については大変関心の高い話題です。そのため申し込みが多く、定員オーバーの回はお断りしたほどで、各回ともとても熱心に聞いていただけました。 終了後のアンケートでは、「これを機会に老後のことを家族と話し合いたい」「介護のことは複雑なので、もっと若い人たちにも聞いてもらいたい」といった意見をいただきました。セ クラブ創立三五周年記念事業の一環として、一月二八日に市民セミナー「もっと知ってほしい。乳がんのこと~」を開催した。講師に光市立総合病院外科部長の折田雅彦氏を招き、「知っておきたい 乳がんの知識」と題して講演してもらうとともに、乳がん体験者とのリレートークを展開。さらに折田氏には、市民セミナー当日に光市健康増進課にクラブが寄贈した乳がん触診モデルを使って、自己検診法を実演してもらった。 地区が取り組む「がん予防の普及推進」計画に沿って、同課課長からは、乳がんについての市民セミナー開催光ロータリークラブ第二七一〇地区・山口県あなたの老後を彩りある人生にするには横浜あざみロータリークラブ第二五九〇地区・神奈川県多くの参加を得て、老後をテーマにセミナー開催光市のがん検診の現状について報告してもらい、検診を呼びかけた。 最後は参加者に乳がん触診モデルを触ってもらい、乳がんのしこりを体感してもらった。会場は用意した二五〇席では聴講者を収容し切れない状態で、男性の姿も見受けられ、乳がんへの関心が高いことを実感した。

元のページ  ../index.html#64

このブックを見る