ロータリーの友 2017年7月号
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ロータリーの友平成29年 7月号ロータリーアットワーク熊本地震の被災者に雪室りんごを届けて激励感動を呼んだ特別講演会とフォーラムロータリークラブと地区の活動を紹介、600字以内。字数を超える場合など、編集させていただきます。関連写真があれば添付してください。文章編 四月二日、当地区・中グループの青森ロータリークラブ(RC)と青森中央RC、青森東RC、青森北東RC、青森モーニングRCの五クラブは、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県益城町の被災者においしい青森県産りんごを味わってもらおうと、一五〇〇個余りのりんごを益城町の木山仮設団地に届けました。 青森RCでは、東日本大震災を機に被災地支援を行っており、熊本地震を受け、即座に会員から慰問の提案が上がりました。中グループの幹事クラブとして森内忠良会長(当時)を中心に有志で検討。小林俊一会員の発案で、やはり特産のりんご、それも飛び切りおいしいものを食べてもらうのが良いのではないか、ということになりました。 選んだのは「雪ゆきむろ室りんご」。雪室とは雪の冷蔵庫のことで、雪国に伝わる貯蔵法です。ここで、りんごを凍る寸前の状態で保存すると、水分を逃さず、シャキシャキとした食感と甘味を生み出すそうです。 会員が雪室を作って一月中旬から貯蔵し、三月中旬に掘り出し、四月二日に森内会長と小林会員が木山仮設団地を訪れて、りんごを贈ると同時に激励してきました。住民を代表して受け取った男性からは「皆さんの温かい思いやりをしっかりいただいた。家族と一緒に味わいたい」と感謝の言葉をもらいました。 また、現地では二〇人余の熊本RCの会員の協力を得て、一世帯に五個ず6528熊本地震の被災者へ激励の雪室りんご青森ロータリークラブ第二八三〇地区・青森県 三月一一日、当クラブの事業「善行表彰式」に合わせ、特別講演会「あなたは子どもに何を遺せますか?」を開催しました。 特別講演会の講師は『はなちゃんのみそ汁』の著者・安武信吾氏。余命いくばくもないことを知った妻の千恵さんが、五歳の娘・はなちゃんと交わした約束は「毎朝、自分でみそ汁を作ること」。安武さんの心のこもった話は心に染みわたり、聴衆は感動の面持ちで聞き入っていました。当日は一四歳になった「はなちゃん」に、講演後のフォーラムに参加してもらいました。 安武氏からいただいたサインには「食べることは生きること」という言葉が添えられており、生きるとは何なのかを、食の面から考えさせられた講演会でした。 多くの人は普段、自分の人生について深く考えることなく生活しています。しかし、今回の講演会では、聴いた人の人生に何らかの影響、考えるきっかけを与えたものと思います。 なお、善行表彰はクラブ創立五〇周年記念事業の一環としてスタート、今回で五回目を迎えました。地域社会において困っている人を助けるなど、「善い行い」をしている個人や団体を表彰し、他の模範となるよう、多くの人たちに知ってもらいたいと続けている事業です。(横田龍男・記)中学校で社会人講話を実施稚内南ロータリークラブ第二五〇〇地区・北海道あなたは子どもに何を遺せますか?丸亀ロータリークラブ第二六七〇地区・香川県つ配って回るとともに、同じ町内の別の仮設団地にも寄贈。この様子は新聞やテレビでも大きく報道されました。 三月一七日、「南中ソーラン」で知られる稚内市立稚内南中学校で、会員が講師となり、四回目となる社会人講話

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