ロータリーの友 2017年7月号
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ロータリーの友平成29年 7月号ロータリーアットワーク71 22ロータリーアットワーク写真編羽根田卓也選手が講演ロータリーつながりで実現分水ロータリークラブ第2560地区 新潟県 当クラブは、昨年8月にカヌーの体験教室などカヌー関連のイベントを行いました。地元・分水高校のカヌー部が十数年前から全国の舞台で活躍しているにもかかわらず、マイナースポーツがゆえにいま一つ住民の関心度が低く、また同校も廃校の危機にあることから、カヌー部を盛り上げ、学校の特色を打ち出したいと実施したものです。くしくも、同時期に開催されていたリオデジャネイロオリンピックで、羽根田卓也選手が日本人初のメダリストに輝きました。甘いマスクと鍛えられたボディー、「ハネタク」の愛称で一躍人気者となっていました。 イベント後、ぜひ羽根田選手を分水に呼ぼうとの声がクラブで上がりました。イベント資料や手紙を用意しましたが、連絡先もわかりません。出身地が愛知県豊田市となっていたので、豊田RCに問い合わせたところ、羽根田選手のお父様とつながりの深い横山眞久会員のおかげで、分水に来ていただけるという夢のような返事をいただきました。しかも羽根田選手のお父様は何と豊田中RCの元会員。幹事まで務めたということで、ご理解をいただけたようです。4月5日に開催となりました。 当日は講演会の前に同校でカヌー部員との交流会を行い、この模様はNHKのスポーツ番組でも取り上げられました。講演会は遠方からのファンも含め約500人が集まり、大盛況。羽根田選手の座右の銘は、宮本武蔵の「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」、強くなるために必要なことは? の質問には「継続、積み重ねが一番の近道」との答えでした。このイベントの実現に当たってはロータリーのエネルギー、つながりを強く感じました。感謝の気持ちでいっぱいです。(山田恭弘・記) 

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