ロータリーの友 2017年7月号
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THE ROTARY-NO-TOMO2017 VOL.65 NO.7全壊し、再建が期待される木山神宮の本殿前で文・岩田一平 写真・熊谷武二 昨年四月、震度七の激震が二度も襲い、犠牲者が二二〇人を超えた熊本地震。熊本県益ましき城町は、「震源の町」として一挙に名前が全国に知れた。この町を本拠に活動する若くて元気なロータリークラブがあると聞き、熊本に飛んだ。熊本りんどうロータリークラブ(RC)である。当欄は最初のページにクラブ会員の集合写真を毎回載せている。今回は地震で倒壊した「町の守り神」木山神宮の本殿をバックに撮影することになった。かつて高さ一八㍍あった堂々たる高床式の神殿は緑の屋根だけが原型をとどめ、下部は完全にひしゃげている。神社の創建自体は一二世紀とされ、壊れた建物の部材には江戸時代の宝暦二(一七五二)年の銘が残るが、この被害で復元の熊本地震の震源地から元気を発信する若きクラブ849復興支援する自分たちも同じ体験「ここにいる誰もが被災者」第2720地区(熊本県)熊本りんどうロータリークラブTHE ROTARY CLUB OF KUMAMOTO RINDOU
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